12/6 積水ハイム蓮田工場見学

 

セキスイハイムを見学して

 

 

12期の見学会で、参加者10名で蓮田のセキスイハイムを見学した。初めにビデオで製造工程の説明があり、次の博物館では耐震体験があった。3・11の震度7の地震は、柵につかまっていても怖い。次に耐風室があり、屋根瓦が飛ぶような風速を体験できるのだが、これは土・日しかやっておらず、見るだけだった。

 

続いて製造工程の見学に入った。セキスイハイムは「ユニット」と呼ばれる鉄骨フレームが単位となっていて、これを10個程度組み合わせて住宅を造る。年間2千3百棟(3万ユニット)を造っている(1日十棟)。フレームの溶接は非常に強く、非常に強い衝撃でも壊れないという。

 

フレームを長いコンベヤで流しながら、注文主の希望に合わせた仕様で家を組み立てていく。床・天井・換気装置・内装や壁・窓・サッシ・キッチン・トイレ・バスなどが順次取りつけられていく。製造工程で3百人程が働いているが、客の注文仕様が千差万別なため、完全な自動化は難しいようだ。見学中も、注文主が工程の側で見学していた。

 

ガイドが協調していたのは、品質が厳しいということで、赤い帽子の検査員が工程ごとに検査し、異常があるとマイクで知らせるという。出来上がった家は包装され、お客の敷地に運ぶと、平屋根で5時間、三角屋根で8時間で据え付けが終わる。

 

単価的には他の住宅に比べて決して安くはないようだが、建ててからの安全や、耐久性を考えるとはるかに安いという説明も分かるような気がした。家を建てる予定のひとは一度工場見学をすると良いだろう。                                                                                                       (横手 記)