2018/11/29  史跡めぐりA 「秋の等々力渓谷めぐり」

 

史跡めぐりA 「秋の等々力渓谷めぐり」

 

 

良く晴れた晩秋の11月29日、参加者15名は京浜東北線・東急大井町線に和気あいあいと揺られて1時間半余り、漸く駅すぐ傍の等々力渓谷に到着です。

 

等々力渓谷の看板から石段を下ると都心とは思えない静寂と小鳥のさえずり、谷沢川のせせらぎと草木の香り。深い渓谷に差し込む木洩れ日の中を1枚着込み、のんびり歩きます。遊歩道は木製で狭い箇所もあり、渓谷の景色を堪能しながらも足許に注意しながらのめぐりです。せせらぎの中に映える木々、木洩れ日は別天地を思わせる風情です。

 

途中、7世紀頃から8世紀にかけて構築された横穴古墳は、中も保存されています。暫し古墳時代に思いを馳せます。次いで「等々力」の地名の由来のある不動の滝、そして急な石段を昇り等々力不動尊へ。不動尊入り口からの紅葉は今が盛りの絶景です。次いで日本庭園へ。「かぶらぎ門」から入り、色づいた斜面の果物畑を散策し、芝生広場で陽射しを浴びての休憩です。

 

昼食は、尾山台駅近くの中華料理「崋山」で美味しくいただくことができました。全長1km余り、1時間半位の短いめぐりでしたが、皆さんそれぞれ楽しめたことに感謝します。                                            (逢坂 記)

 


2018/5/24 神楽坂界隈散策   史跡巡りA

黒塀
黒塀

 

史跡めぐりA 「神楽坂の史跡と界隈散策」

 

5月24日、巡り最多の22名が大宮駅豆の木に集合。新宿駅で乗り換え飯田橋駅へ。駅前直ぐに佇む牛込見附跡。大きな蔦に覆われた大きな石垣は歴史を感じさせます。次いで東京理科大学近代科学資料館へ。「計算機の歴史」展示は、古代の石、縄から江戸時代の算木、近代のタイガー式計算機、ここ数十年間の電卓、大型計算機では真空管式からの進歩をこの目で確認でき感激。学生さんの説明も明確で分かり易い。

 

大学構内を通って泉鏡花・北原白秋旧居跡から「芸者新道」へ。石畳の小路で芸者さんとばったり出会えそう。昼食は、北のプレミアムフード館。シャモロックのグリルとシーフードグラタンに舌鼓。

 

午後は「かくれんぼ横丁」へ。黒板塀と石畳道が花街情緒を醸し出します。次いで「兵庫横丁」。石畳・黒塀・見越しの木々が情緒たっぷり。「兵庫」の名は、」中世期この辺りが武器・兵器に関係する郭だったことも興味深い。最後は、開運・厄除けの神さま「毘沙門天善國寺」で参拝。

 

やや暑かったものの予報の雷雨も無く、和気合いあいと巡りが出来たことを感謝します。次回はこの界隈を夜散策し、ちょっと寄りたいものです。                                                          () 逢坂

 



2017/11/14  史跡巡りA 吉良上野介邸 ほか 両国の史跡巡り

 

史跡めぐりA 「吉良上野介邸ほか両国の史跡めぐり」

 

 

11月14日、両国駅から、先ずは回向院へ。討ち入り後の赤穂浪士は、開門時刻前で休息できなかった由。大高源五の句碑「日の恩や忽ち砕く厚氷」へ。がっしりした石碑は、源五の積年の恨みを晴らした安堵感を読み取れます。

 

赤穂浪士潜伏先の前原伊助宅跡と眼と鼻の先、吉良邸裏門跡は、高札のみながら討ち入り当時に思いを馳せます。一角右折し約100m先の吉良邸跡へ。現在、本所松坂町公園。「みしるし洗いの井戸」は往時を偲ばせます。両国小学校隅の芥川龍之介文学碑「杜子春」では、偶然下見中の16期3名と会話を交わすことができました。

 

 ちゃんこ江戸沢で日替わりランチの昼食。急須がないのかとのやりとりに「万事きゅうす」との宮沢さんの声に会場が和みます。

 

 昼食後は、江戸東京博物館へ。建築当時、現場監督として携わった2班の伊藤さんから、東京大空襲時には、この場所に亡くなられた方が集められた忌まわしい場所であるため、東京都が博物館と地下雨水貯水場を建設することになったこと、校倉造りであること等貴重な説明がありました。

 

 その後、小雨の横網町公園銀杏の黄葉を楽しみ、東京都慰霊堂では参拝。旧安田庭園では、見事な配置の木々と沼を堪能しました。

 

やや肌寒く、どんより雲そして小雨のなか楽しんでくれました18名と伊藤 さんに感謝します。     () 逢坂

 

2017/6/13   史跡めぐりA 北鎌倉の史跡と紫陽花めぐり

 

史跡めぐりA 北鎌倉の史跡と紫陽花めぐり

 

 

6月13日、朝から雨模様で肌寒い。さらに大船~北鎌倉駅間で架線事故との情報。そんななか15名が参加。車中で弾む会話を余所に雨は小降りから本降りの様相。大船駅では、貸切状態のボックス席で昼食。車内で待つこと43分、漸く一駅3分の北鎌倉へ。 

北鎌倉駅からすぐの1285年創建の東慶寺へ。階段から本堂までの雨に濡れた紫陽花は色が濃く見頃。目に飛び込むのは鮮やかな花菖蒲。裏側崖の紫色で星形の岩タバコは可憐で美しい。道沿いの1281年頃に創建の浄智寺へ。額あじさいが綺麗です。紫陽花の見頃は少し先か。徒歩10分、1160年創建の明月院へ。参道に溢れんばかりの老若男女に、紫陽花がこれ見よがしに咲き誇っています。

鎌倉時代に存在したと思われる亀ヶ谷切通しへ。上り直ぐの紫陽花、「今日一番に美しい」。源頼朝が通ったといわれる道、歴史と道歩きの風情を味わせてくれます。明月院から歩くこと40分余り鎌倉駅へ到着。雨は漸く止んだ様子。 

傘をさしながらの史跡めぐり、紫陽花の季節なればこそ相応しい、と慰めています。楽しく盛り上げてくれた14名に感謝します。                              (文・写真)逢坂

 

以下写真 河本撮影


2017/1/19 日本橋七福神めぐり   史跡めぐりA

  

 史跡めぐりA  1/19 日本橋七福神めぐり

雪が心配された1月19日新春恒例の日本橋七福神めぐりを実施しました。寒いものの好天に恵まれた散策日和、17名が参加。

地下鉄日比谷線人形町駅で下車し人形町通りへ。通りで一際目立つ町火消し基の「からくり櫓(時計)」に見惚れた後、小網神社(福禄寿・弁財天)からめぐり、徒歩5分の茶ノ木神社(布袋尊)、直ぐそばの水天宮(弁財天)では家族の安産祈願をする。一同思い入れが深い旧社殿に話が弾みます。

松島神社(大国神)、末廣神社(毘沙門天)で参拝の後、甘酒横丁へ戻り、松森さんお薦めの軍鶏料理専門店「玉ひで」玄前に並ぶ。30分待った甲斐があり元祖親子丼を美味しく頂きました。昼食後2軒隣りの谷崎潤一郎生誕の地を見学。隣の廃業店舗?『幻の羊かん 細雪』の表示には大笑いです。

午後は、見栄を切る武蔵坊弁慶像を横に見ながら笠間稲荷神社(寿老神)、そこから間隔が長い徒歩15分の椙森神社(恵比寿神)、べったら市で有名な寶田恵比寿神社(恵比寿神)へ。七福神お参りの後、小伝馬町駅方面大通りにスカイツリーが現われて一同感激です。伝馬町牢屋敷跡では、牢の遺跡を見学し吉田松陰に思いを馳せました。

下町情緒に触れながら日本で一番短い距離の七福神をゆったりとお参りしながらの楽しいめぐりでした。(文・写真 逢坂)